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『君の名は。』のサントラを聴きながらネタバレ・あらすじ。聖地巡礼写真もあるよ

大ヒットアニメ映画「君の名は。」の舞台は、東京と飛騨。

名古屋から飛騨はすぐそば(2時間はかかるけどね)で、映画を見る前にすでに飛騨で女装して聖地巡礼をしてしまいました。

その後、映画を見て、いまさらながらドはまりしてしまい。

Radwimpsのサントラも入手して、聞きながら映画をリフレインする日々です。

このサントラがすごいのは、よくある映画のサントラではなく、あくまでロックバンドであるRadwimpsのアルバムというところです。音楽と画像がはまりすぎているわけです。

 

君の名は。(通常盤)

君の名は。(通常盤)

 

 

 

君の名は。

君の名は。

 

 

サントラを聴くだけでそれぞれの場面を思い出せるように、かなり細かく、ネタばれ気にせずに書いていきます。

まだ見ていない人は、ご注意くださいね。


「君の名は。」予告

降り注ぐ光の矢。

彗星が割れて星が降ってきた風景。

都会の生活をおくる若い男と女。

朝目が覚めるとなぜか泣いている。見ていたはずの夢はいつも思い出せない。

ただ何かが消えてしまったと言う目覚めてからも長く残る。

ずっと何かを誰かを探しているそういう気持ちにとりつかれたあの日から。

あの日、星が降った日それはまるで夢の景色のようただひたすらに美しい眺めだった。

なにか大切なものを探している2人の語り。

そしてタイトル「君の名は。」とともに歌が始まります

 

1 夢灯籠 

♪また初めましての合図を決めよう 君の名を今追いかけるよ

そして本編が始まります。

ぼんやりとした視界の先に携帯電話の目覚ましが鳴っています。

朝日を浴びたパジャマを着た女の子がまどろんでいます。

「瀧くん瀧くん」と呼ばれ、「名前はミツハ」~そこで夢は覚めます。

ふと視線を下げるとパジャマの下に胸が見えます。

膨らんだ胸。それを触ってみる。

不思議に思っていると、妹が来て「お姉ちゃん」と呼びます。

「何寝ぼけてるのごはん」と言われても、自分が「お姉ちゃん」と言われたことに驚く女の子。

そして、鏡の前に立ちます。そこにはスタイルの良い素敵な女の子の裸。

その姿を見て驚く、自分の姿を見て驚く女の子!

さて、場面は変わって、その女の子は制服に着替えて、妹とおばあちゃんがいる食卓にやってきます。

ご飯をよそう女の子を見て、お婆ちゃんが「今日は普通やな」と言います。

妹も「昨日はやばかったもんね」と言います。

何のことかと首をかしげる女の子。

町内放送では、町長選が行われるむねの放送が流れてきます。

その音声をなぜかお婆ちゃんは消して、テレビをつけます。

テレビでは、ティアマント彗星が1か月後に1200年ぶりにやって来ることを伝えています。

妹はいいかげんに仲直りしなよと言いますが、姉である女の子は「大人の問題」と言って、いつものように髪を紐で結んで、「行ってきます」と妹と一緒に学校へ向かいます。

ここで2曲目の音楽がスタート。

2 三葉の通学

登校の風景の音楽です。

眼下には、丸い湖が見える美しい田舎の風景です。

後ろから、自転車で二人乗りしてきた男の子「てっしー(勅使河原)」と女の子「さやちん」の仲良しの二人。

女の子は「三葉(みつは)」と声を掛けます。

友達は「絶対、狐憑きだった」と昨日のことを言います。また首をかしげる三葉。

登校途中に、宮水俊樹という町長候補が演説をしています。現職の町長です。

同級生から、町長と土建屋(テッシー)は子どもも仲良いがいいなとからかわれます。その父親から「三葉」と声をかけられ、余計恥ずかしい思いをする三葉でした。

学校で、ノートを開くと<お前は誰だ>と言う書き込みがあります。不思議がる三葉。

学校の授業では黄昏と言う語源についてならっています。「たそがれ」時は「かたわれ」時ともいい、世界の輪郭がぼやけて人ならざるものに出会う時間だと先生が説明しています。

3曲目の音楽が始まります。軽やかで若々しい高校生活を 彷彿とさせる曲です。

3 糸守高校

放課後の校庭で、仲良し三人組で話す、三葉たち。

三葉は昨日が記憶喪失だったと言われると、「私も別の人の人生を夢見ていたみたい」と答えます。

早く東京へ行きたいと夢見る女子高生

カフェにあごかれる女子高生たち

「カフェにつれていってやる」とテッシーに言われたところはバス停前のBOSSの自販機でした。

家に帰った三葉と妹の四葉は、糸をつむいでいます。おばあちゃんは「組紐には糸守千年の歴史がある」という。

大事な儀式というのは、三葉は宮守神社の娘で、舞を舞い、神に奉納する「口かみ酒」を造る儀式だったのです。

みんなの前で、口でかんだ米を器に出す儀式は、同級生に見られて恥ずかしい思いをします。

「こんな生活いやや!来世は東京のイケメン男子にしてくださーい」と叫んで、眠りにつく三葉。

そして翌朝、、、

男の子がスマホのアラームで起きます。

股間をさわって顔を赤らめる男の子。

リアルな夢だと想う三葉が扉をあけると、目の前にはあこがれの都会、新宿の風景が広がっています。

ここで音楽!

4 はじめての東京

東京の神宮高校に迷ったすえに昼過ぎきた男子高校生の瀧(なかは三葉)。

友達「放課後カフェいかね?瀧は」

瀧「えー、カフェ!?」興奮する瀧(なかは三葉)

5 憧れカフェ

「このパン・ケーキ代で1ヶ月は暮らせる。まぁいいか夢やし」

カフェを満喫しながら、バイトにはいっているラインの連絡がくる。

バイト先のレストランではわけがわからず失敗ばかり。

あげくにチンピラにからまれる瀧。

そこを助けに入った女の先輩、奥寺先輩。

チンピラは奥寺先輩のスカートをいたずらでカッターで切っていました。

瀧はスカートをあずかると、女子力を発揮して、かわいいパッチワークにしてしまい、奥寺先輩の高感度アップ!

ここで音楽スタート。その名も

6 奥寺先輩

家にかえって、スマホをみて、日記をつけていることを知ります。奥寺先輩に片思いであることも気づき、知らない男の子をかわいく思う。

手のひらに「みつは」と名前をかいて、眠りに落ちる。。。

起きた瀧はその文字を見て「なんだこれ」

さらにスマホの日記に♡マークに満ち溢れた記憶にない日の日記をみて「なんだこれ!」

だんだんと入れ替わりの状況に気づく2人。そこで流れてくるのが、リズミカルで*1ワクワクする音楽

7 ふたりの異変

のりのりの音楽で、つぎつぎにお互いがお互いの生活でやってしまった、あんなこと、こんなことが次々に面白おかしく紹介されていきます。

ここ最高!

瀧は、学校で男の同級生から「きのうはかわいかった」と頬をあからめさせ、バイト先では奥寺先輩にあこがれるほかの男子たちから「きのうは一緒に抜け駆けして帰ったな」と言われ、出勤した私服の奥寺先輩に「瀧くん♡」と言われてしまう。

一方の、目覚めた三葉は、起こしにきた妹から「きょうはおっぱいさわってないね」と言われ、「おっぱい?!」と仰天。

さらに学校では、美術の時間(瀧君はめっちゃ風景画がうまい=これ重要)に陰口を言われたのをきいて、「あれ、わたしのことだよね」というと、足で机を蹴るキレっぷりを発揮していたことが判明。

三葉「これってもしかして」

瀧「これってもしかして本当に」

そして、あの名台詞!

三葉「わたし、夢の中であの男の子と」

瀧「オレは、夢のなかであの女と」

2人「入れ替わってる!」

そしてそして、あの名曲がそのままはじまります!

8 「前前前世


前前前世 (movie ver.) RADWIMPS MV

7と8は通しで連続して聞きたくなるよね♪

2人は入れ替わっているときのルールを決めた。スマホの書き込みで連絡をし合うのでした。

一瞬で切り替わってしまうけど、画面にうつるルールがかわいい。

三葉サイドからの命令

・お風呂ぜーったい禁止

・身体をみない。さわらない。

・足を開くな

・男子に触るな

・女子にも触るな

瀧サイドからの命令

・無駄遣い禁止

・訛り禁止

・遅刻するな

・女言葉NG

・奥寺先輩と馴れ馴れしくするな

・司とべたつくな

*この最後の司というのが瀧の親友で、「かわいかった」といったメガネ男子。この項目がすごくかわいくて好き。

しかし、そんなことにおかまいなしに入れ替わりの人生を満喫する2人。

活発になった三葉は、女子からも男子からもラブレターをもらうモテっぷり。

女子力あがった瀧は、奥寺先輩といい感じに。

そして、歌が終わり、場面はいつもの朝。うつぶせの三葉。

三葉のなかの瀧はいつもように胸をさわろうとするが「あいつにわるいか」とつぶやいて

やめたと思ったら、妹が起こしに来たら、やっぱり揉んでるwww

妹に「ほんとに自分のおっぱい好きやな」と言われる三葉(瀧)。

きょうは特別な日。

儀式のフィナーレである宮守神社の御神体へ、口かみ酒を奉納する日なのだ。

9 御神体

バイオリンから奏でる荘厳な曲。

宮水家の3人は、町を見下ろす山をのぼる。

むすびについて、土地の氏神さまの意味だが、糸や人を結びつけることも、時間が流れること、とおばあちゃんは説明する。

山の噴火口かクレーターの中央にある巨石の「いわくら」が御神体だ。

彼我(ひが)に戻るには、一番大切なもの口噛み酒が必要だとおばあちゃんがいう。「あんたらの半分やからな」

三葉(なかは瀧)「三葉の半分」

ふたり分の口噛み酒を奉納し、帰り道、妹が「かたわれ時やな」と夕焼けを見る。

「はっ」と目を覚ます瀧。音楽も途切れる。

「涙・・・」

LINEがなると、奥寺先輩からのメッセージが。なんと、きょうは奥寺先輩とデートの約束をしていたというのです。ここから急転直下劇的な展開に。。。

10 デート

三葉(入れ替わり時)が奥寺先輩とデートを約束してしまっていたのです。四谷駅で待ち合わせる2人。

このピアノ曲はこれからも「三葉のテーマ」「デート2」とさらに2回でてくるのですが、切なくて、哀しくて、きゅんとする名曲です。

ウキウキするはずのデートの曲なのに、なぜこんなに切ないのか。それは段々とわかっていきます。

「きょうは奥寺先輩とデートか」と、髪をゆいながら想像する飛騨の三葉。しかし、なぜか涙が出ます。「あれ?」

一方の瀧も、中身が三葉でないので、デートもしたことのなく、なんだかうまく会話が進みません。

そんなこんなで、六本木にある美術館でやっていた写真展「郷愁」。

瀧は奥寺先輩のことも頭から忘れて「飛騨」のコーナーの写真に魅入られてしまいます。

奥寺「瀧くんってさ、きょうは別人みたいね」(こっちが本人なんですけど笑)

夕方、晩御飯に誘う瀧をやんわりと断る奥寺先輩。そして

奥寺「君は昔わたしのことがちょっと好きだった。そして今は別の好きな子がいるでしょう」(さすが大人の女!)

そしてわかれる2人。

さすがの瀧もデートの失敗を思い知ります。

三葉が残した携帯のメッセージを読む瀧。

「デートが終わるころにはちょうど彗星が見えるね」

夜空を見上げる瀧「何言っているんだ?こいつ」彗星なんて空にはありません。

そして、初めて「緊急用」に携帯に残した三葉の携帯電話にかけます。ここで音楽も終わります。

・・・・

・・・・

・・・・

電話に出る三葉。

しかし、その相手は?

「なーんだ。てっしーか。ううん、なんとなくサボっただけ。元気やよ。お祭り?あぁ、そっか彗星。きょうが一番明るく見えるんやっけ?」

瀧(が中にいるときに)がつくったバス停の「カフェ」で待ち合わせる3人。

てっしーとさやちんは、三葉が髪をばっさりと切ったことに驚きます。(かわいいショートの三葉)

三葉「やっぱ変かな?」のセリフの直後に、さらに切ないピアノの曲がはじまります。

11 秋祭り

夜空には美しい彗星。

そして、彗星が割れた瞬間。三葉の目がアップになります。

画面は真っ暗になり、ふたたび、三葉に電話をかけていた瀧へとシーンは戻ります。

「おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか」

瀧「さんざんだったデートの結果は、次に入れ替わったときに伝えればいい。そう思った。でもなぜか二度とオレと三葉との入れ替わりは起きなかった」

12 記憶を呼び起こす瀧

瀧はそれから一心不乱に、自分がみた飛騨の町の風景を思い出しながらスケッチを続けます。後ろにはこの音楽が流れます。がんばれ瀧!

音楽が終わると、旅に出ることを決心する瀧。

起きた瀧はミサンガのような紐を巻いて駅に向かいます。

東京駅では、親友のめがね男子司と、奥寺先輩がいます。ひとりで旅するために、司に親へのアリバイとバイトのシフトの交換を頼んでいたはずが、一緒についてくることになってしまいました。

13 飛騨探訪

ここで軽やかな音楽がスタート。

新幹線で名古屋(名古屋きた!!!)

特急飛騨は、10番線だよ!

瀧くん、10番線、通り過ぎてる過ぎてる!笑(しかも、実際の駅の構造からすると、映画とは逆に新幹線は手前のほうから10番線に向かうことになります苦笑)

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古川駅(高山市

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古川駅前

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バス停

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などなど、聖地巡礼スポットが次々に映し出されます。

しかし、目指す町はいくら人に聞いても見つかりません。

あきらめかけた瀧たちが、高山ラーメン屋さんに入ると、たまたま瀧のかいたスケッチを見た夫婦が

「糸守やな。懐かしいな」と気づきます。

瀧「糸守町。この近くですよね」

司&奥寺「まさか。あの彗星の?!」

えっ、彗星の何なの????

ラーメン屋さんにその場所に連れて行ってもらった瀧は、目の前に隕石の衝突で、大きなクレーターとなった糸守町を、糸守高校のグランドから見て、確信します。

「ここだ」と。

14 消えた町

しかし、司「まさか、3年前に何百人が死んだところだぞ」

瀧「死んだ?まさか、だってあいつが書いたメモだって」とスマホをみると、三葉が残したメッセージがさーっと消えていきます。

15 図書館

高山市の古川へと戻り、図書館で隕石衝突について調べる瀧たち。

わかったことは、1200年周期で地球に最接近するティアマト彗星が3年前の10月に到来。その時、彗星の核が割れるとは誰も予想していなかったが、その割れた彗星の一部が隕石となって伊守町へ落下。

その日はちょうど秋祭りの日でたくさんの人が神社に集まっている時だった。

町の3分の1がなくなり、500人以上が死亡し、今は糸守には誰も住んでいない。

ということでした。

死者の名簿を繰る瀧。そこに見つけた、テッシーとさやちんの名前。

さらには、一葉(おばあちゃん)、四葉(妹)、そして、そして、宮水三葉の名前も見つけます。(ちなみに、三葉17歳、四葉9歳、おばあちゃん82歳でした)

奥寺「この子なの?絶対何かの間違いだよ。3年前に亡くなってるんだよ」

瀧「つい2,3週間前にこいつは俺に、一緒に彗星を見ようねって言ったんです」

夢だったのか。。。

飛騨に泊まることになり、自分の妄想として片付けようとする瀧。はっきりとした記憶があり、納得できるはずもない。

ところが、「あいつの名前なんだっけ?」

とうとう三葉の名前も忘却してしまったのです!!

借りてきた糸守町の資料の中には糸森町の組紐の写真がありました。

奥寺先輩はそれを見て組紐だね、綺麗と言って、滝の腕にもある紐に気づいきました。

「それも組紐?」

「これは確かずっと前に人から貰って、なんとなくお守り代わりにずっとつけて。。。誰から?」と疑問に思います。

続けて「組紐を作る人に前に聞いたことがあるんです。組紐は時間そのものだと。ねじれたり絡まったりそれが時間だって。あの場所なら」。

16 旅館の夜

ここで流れる短い曲。

どこからか女の子の声が聞こえます。「瀧くん、瀧くん。覚えてない?」

朝になりました。

17 御神体ふたたび

瀧は書き置きを残して、一人で、あのラーメン屋さんに糸守まで運んでもらいました。

そして、わずかな記憶と地図をもとに御神体を目指します。

クレーターのふちにたち、巨石を見つけた瀧。

「あった。本当にあった。夢じゃなかった」

ご神体では、供えられた二人分の口噛み酒を前にして、瀧は時間がずれていたことを理解します。

18 口噛み酒トリップ

「あいつの半分。」口噛み酒の封をあけると、「結び」とつぶやき、「本当に時間が戻るならもう一度だけ」

そう言ってぐいっと酒を飲みほす滝は意識を失いあおむけに倒れこみます。ここで音楽が始まります。

倒れる瀧が見上げた石の天井には彗星の絵が描かれていました。これは宮水一族が昔から彗星と隕石の到来を予知していたのではないかとの暗示です。

そして、意識だけになった瀧は、彗星が姿をかえた赤い糸を辿っていきます。

三葉が生まれた時の風景まで戻っていきます。

三葉の母親は若くして病気で亡くなっていました。

妻を救えなかった婿養子だった父は、おばあちゃんとけんかをして神社から出てきます。

そこから女だけの生活が始まったのです。

さらには、二人の入れ替わりの日々も思い出します。

そこであの日、瀧が奥寺先輩とデートした日、三葉は東京に行ってくとと言い、そして帰ってきた三葉は、おばあちゃんに髪を切ってと頼むのです。

それを見ていた瀧は、「三葉!彗星が落ちる前に町から逃げるんだ」と叫びますが、届きません。そしてとうとう三葉の目の前で、落ちてくる隕石、三葉の死の瞬間。

その瞬間、画面は真っ暗になりました。

そして瀧は目を覚まします。

目覚めたのは、髪を切った三葉の中でした。

「生きてる!」喜びに震える三葉(滝)ですが、「お姉ちゃんまたおっぱい」と入ってきた妹は、泣きながらおっぱい触る姉を見て、怯えます。

「お姉ちゃんいよいよやばいわ。一人で行く」

三葉はおばあちゃんと二人きりになります。

おばあちゃんは、中身が三葉じゃないなと今更ながら指摘します。

「ここのところのお前をみとったら思い出したわ。わしが少女の頃、不思議な夢を見ていた。夢に誰になっていたのか今ではもう記憶が消えてしまったが、大事にしなよ。夢は目覚めればいつか消える。わしにもお前のお母さんにもそんな時期があったんだよ」

瀧は、「つまり水守家の代々の入れ替わりの夢って今日のためにあったのかもしれない。今夜糸森町に彗星が落ちてみんな死ぬ」と告白します。しかしあっけなく笑われ、「意外に普通のことを言うおばあちゃんだ」と。

「絶対に死なせない」と高校に行く瀧。

髪の毛を切ったこと(前回?はこの日学校に行かず夜のお祭りで初めて披露された)に驚く、てっしーとさやちんに「前のがよかったよね」とあっさり、さっぱりな中身の瀧。「理由軽いな」とツッコミを入れるテッシー。

19 作戦会議

ここで音楽が始まります

高校生達がふるさとを救うための挑戦です。そのやり方は発電施設を爆破、放送をジャックして避難の偽の放送をして避難させるという作戦でした。

20 町長説得

町長の父親にも避難するように説得に行きますが、聞いてくれません。むしろ精神病だと思われて病院に行くよういわれ、きれた三葉(瀧)は町長のネクタイをつかみ、「お前は誰だ」と言われます。町長の説得は失敗しました。

その頃、3年後の御神体では、今度は滝に入った三葉が目をさましました。

山から見下ろした町はありません。3年後の景色なのです。

三葉は、思い出します「私あの時、死んだ」と。

瀧は三葉の気配に気づき、ふたたび御神体を目指します。「あいつが来ている」と、その途中、瀧は三葉の記憶を思い出します東京に行ってくると言った、あの一日に起きたことを。

「瀧くん、瀧くん、覚えてない?」

あの言葉は、瀧が確かに聞いた言葉だったのです。

音楽が流れます

21 三葉のテーマ

口噛み酒でトリップした瀧は、三葉の人生を一気に振り返り、そして、ようやく、彗星の落ちた前日の記憶にまでたどり着いたのです。

ここで流れる切ないピアノの曲(先輩とのデートのときも常にせつないので笑、この曲です)

三葉は、瀧と奥寺先輩がデートをするという日に、学校をさぼって東京へ行っていたのです。三葉のなかに芽生えた瀧への思いを伝えたいために。

三葉「会えっこない。でもたしかなことが一つだけある。わたしたちは会えばゼッタイすぐにわかる。わたしにはいっていたのは君なんだって。君にはいっていたのはわたしなんだって」

とうとう電車のなかに瀧を見つけた三葉。

電車の混雑のなかで目の前で向き合います。瀧はなぜかすこし背が低くて視線はほとんど同じ。

「瀧くん、瀧くん」

「えっ?」

「わたし、覚えてない?」

「だれ?お前」

「すみません」

四谷駅で人の流れに押し出される三葉

瀧「あのさ。あんたのなまえ?」

三葉「三葉。名前は三葉」

三葉は、じぶんの髪をゆった組紐をはずすと、瀧に手渡して、そして2人は離れ離れになります。

瀧(三葉に入った)はいまはっきりと思い出しました。

「三年前はお前はあのとき、オレに会いに来たんだ!」

ここで音楽は途絶えます。

22 見えないふたり

そして、場面は御神体のある山の稜線に。

2人は入れ替わったまま、お互いを探します。しかし、声は聞こえても、姿はみえません。すれ違って存在を感じながらも触れることも見る事もできない2人。

23 かたわれ時

そのとき、太陽が沈み、「カタワレ時」(黄昏)になります。

そして、そして、ようやく2人はまたお互いの身体に戻り、初めて出会うのです。

涙を流す三葉。
はじまる「おっぱいネタ」など、さわやかな高校生たちの会話が続き、胸がキュンキュンします。

3年もっていた紐を三葉に返します。

ずっと楽しい会話をしていたいけど、彼らにはやることがあります。

「大丈夫、まだきっと間に合う」

カタワレ時が終わる前に、目がさめてもわすれないように、お互いの名前を手のひらに書こうといいます。

まずは瀧から、そして三葉が。。。

しかし、三葉が横一本書いたところで、カタワレ時はおわり、2人の前からお互いの姿は消えます。音楽もそこで終了です。

瀧「言おうと思ったんだ。お前が世界のどこにいても。オレがもういちど必ず会いに行くって。

  君の名前は三葉。

  大丈夫覚えている。みつは、みつは、名前はみつは、、、君の名前は、、、お前は誰だ?おれはどうしてここにきた」

 ところが、一瞬にして記憶がふたたび失われてしまったのです。ここではじまる次の歌。

24 スパークル(Movie ver.)


スパークル [original ver.] -Your name. Music Video edition- 予告編 from new album「人間開花」初回盤DVD

「あいつにあいつにあうためにきた。助けに来た。生きていたほしかった。だれだ、だれだ。だれに会いに来た。大事な人、忘れたくないひと、忘れてはだめな人。誰だ。誰だ。誰だ。名前は!?」

♪「まだこの世界は僕を飼いならしてたいみたいだ。望みどおりだろ、美しくもがくよ。」切ない歌詞がかぶさります。

走って神社へ戻る三葉。「瀧くん、瀧くん、瀧くん、大丈夫覚えている。ぜったいに忘れない。君の名前は瀧くん!」

3年前に戻った三葉は、テッシーと合流して避難作戦を進めます。

♪「ついに時はきた きのうまでは序章の序章で」

テッシーのしかけた発電所の爆発で停電となり、さやちんが避難をよびかける放送をはじめます。

しかし、彼らの目論見は大人たちにすぐにバレてしまいます。

三葉は父の町長のもとに説得にいきます。

このとき、すでに三葉は瀧の名前を忘れてしまいます。

テッシー「ここまでや」

しかし、空を見上げると彗星が分裂しだしました。「まじで割れとる!」

三葉の予言を確信したテッシーだが、父親につかまってしまいます。

三葉「ねぇ、あなたは誰?誰?大事な人、忘れてはダメなひと。忘れたくなかった人。君の名前は?」

中断していた歌がはじまるのは、町長である父の説得のために走っていた三葉が、「瀧の名前」を忘却し、さらに坂道で転び、あきらめそうになったとき。

そのとき瀧の「忘れないようにお互いの手のひらに名前をかいておこう」と、マッキーで瀧が三葉のてのひらに名前を書いていたことを思い出しました

手のひらをひらくとそこには

瀧の名前でなく

「すきだ」

の文字が。

その瞬間に「♪愛し方さえも 君のにおいがした」と歌が再開するのです(感涙)

そして再び走り出す三葉。

町長室には、祖母と妹とともに父がいました。

入ってきた三葉を「なにかにまだ取り憑かれている」と考え、しかりつけようとする父ですが、一瞬で表情をかえます。

その視線の先にある三葉のひきしまった顔。

その先になにが起きるのか、わからないまま。画面は中学生時代の瀧がベランダからティアマント彗星が分裂する壮麗な天空のショーをと見上げていました。

「それは、まるで夢の景色のように、ただひたすらに美しい眺めだった」

このセリフにかぶせるように、この歌のサビの「♪運命だとかって未来とかって言葉がどれだけ手を伸ばそうと届かない場所で僕ら恋をする・・・一生いや何章でも生き抜いていこう」最後の歌詞とともに、彗星が雲をつきやぶって落ちてくる映画の冒頭のシーンがはじまり、冒頭では途切れていた、その先の伊守町に衝突する場面まで描かれます。

ふきとぶ家や車。

果たして三葉たちの運命は?まだ結論はわかりませんが、衝突する直前の歌詞「一生でも何章でも生き抜いていこう」という言葉に暗示されていると信じて、視聴者はその悲劇を見守るしかないのです。(;_;

クレーターのふちで目覚めた瀧

「おれ、こんな場所でなにやってるんだ」

そして場面は5年後。リクルートスーツを着た瀧が電車に乗っている。

高校時代の親友たちが内定をとるなか、内定をとれずに焦る瀧。

そんなときに奥寺先輩からラインで呼び出される。

あのときと同じ場所で待ち合わせ。

まちのニュースには「彗星直撃から8年」との掲示が。

奥寺先輩は「いつかわたしたち糸守までいったことあるよね」と話す。

瀧は思い出す。しかし、あのときなぜ飛騨にいき、どうしたのかは記憶に殆ど残っていなかった。

ただ、そのあと糸守の壊滅に興味を持ち当時のニュースや雑誌を調べたところ、町民が全員奇跡的に無事だったことを知った。

町長がたまたま衝突1時間前に避難訓練をしたのだ。

しかし、瀧にはその意味と自分(と三葉)が成し遂げたことの関連は忘却していて気づかないできた。

ときはさらに5年が流れ、(隕石の衝突からは8年)

高校生だった瀧は、大学生になり、就活をしてスーツを着ています。

25 デート2

ここで流れるピアノ曲は「デート2」

5年前に奥寺先輩とのにがくあわい失敗したデートとなったときに流れた曲の編曲バージョンです(そして「三葉のテーマ」も)。

5年前のあのときすでに瀧の心には、三葉がいた。それを奥寺先輩は指摘していたのです。

そしていまも瀧の心には、名前の知らないだれかが。

左の薬指に指輪をした奥寺先輩とわかれた瀧は自分の手のひらをみつめ思う

「ずっとなにかを、誰かを探しているような気がする」

音楽がおわりカフェにコーヒーをのむ瀧のうしろで、テッシーとさやちんが「結婚式」の打ち合わせを飛騨訛ではなしている。なにかを感じる瀧だが、思い出すことはない。

カフェをでて、雪のふる西新宿の歩道で、傘を指した女性とすれ違う。その髪には赤い紐のリボンが。

立ち止まり振り返る瀧。しかし女性はそのまま歩き、瀧もまた歩きはじめる。

その瞬間に立ち止まり、すこし振り返る長髪の女性。

だが、そのまままたあるきだす。

2人の心臓の音がたかまるようにはじまる音楽。

バッド・エンドでしられる新海監督、はたして2人は都会でふたたび出会うことができるのでしょうか。

26 なんでもないや(Movie.edit)

そして季節は冬から春へ。。。

♪もう少しだけでいい あとすこしだけでいい もう少しだけくっついていようか

心臓の鼓動のようなイントロから歌詞がはじまると、映るのは朝目覚めて手のひらを見つめる男と、朝目覚めたワンルームの部屋で手のひらを見つめる女

いつものように通勤電車にのる2人。

電車が並行して走る中央線と中央線快速の新宿~御茶ノ水間。

三葉が向こうの電車で立つ瀧を見つけた!

すぐに気づいた瀧。

瀧「ずっと誰かを」

三葉「誰かを。探していた!」

しかし、電車は平行区間から離れ遠ざかる。

♪僕らはタイムフライヤー 時をかけあげるクライマー

このクライマックスで最高のタイミングで聞こえてくる歌詞、泣ける。

次の駅で飛び降りて、行くあてもなく街を走り出す2人。

ふたりを結ぶ糸がつながっていることをただ信じて。。。

そして、とうとう坂の下と上で、お互いの名前も記憶もない2人は「はじめて」出会う。

階段をのぼる瀧

階段をおりる三葉

おとなになった2人は自信がもてず、一度はうつむいたまますれ違ってしまう。

♪君のこころが君を追い越したんだよ

この歌詞が暗示するのは、悲しいエンドなのか。。。

はっと確信を一瞬持ちながらも、すぐに下をまたむいて暗い表情を浮かべる2人

瀧は勇気をふりしぼって振り返って叫ぶ。

「あ、あの!」

はっと息を呑む三葉。

「オレ、君をどこかで」

ふりかえった三葉の両目からは涙がポロポロと流れ落ちる。

「・・・わたしも!」といってとびきりの笑顔を見せる。きっと東京に来て一番の笑顔。

瀧の目からも涙が。

2人は声をそろえて聞く。

「君の名前は?」

一拍置いて、またはじまる歌。

27 なんでもないや movie ver


RADWIMPS/なんでもないや(映画『君の名は。』主題歌)cover by 宇野悠人

 

♪ ふたりの間 通り過ぎた風は

画面には春の青空を背景に「君の名は」のタイトルが描き出されている。

そしてエンドロール

♪もう少しだけいいから

いつまでも三葉と瀧の時間の旅を共有したい。。。

そんな思いでこの歌を聞いて、この歌が終わると、現実の世界へ。

すばらしい映画を見たあとだからこそのさみしくて切ない、大切な瞬間です。

 

君の名は。(通常盤)

君の名は。(通常盤)

 

 

 

君の名は。

君の名は。

 

 

 

 

 

*1:o(´∀`)o